土砂災害警戒区域 上甲東園1丁目

目次

上甲東園1丁目東側 急傾斜地の崩壊警戒区域

上甲東園1丁目東側にある急傾斜地の崩壊警戒区域(傾斜度が三十度以上である土地が崩壊する自然現象)、急傾斜地の崩壊特別警戒区域は、甲東園駅周辺の扇状地と上甲東園1丁目から西の方に広がる段丘との境となっている崖の一部を占める南北に細長い区域です。
やくじんさん筋(標高16m~18m)とその西側に位置する坂道の間で、およそ長辺が230m、短辺が30m~40mの区域。坂の上は標高が35mほどで高低差は17m程度になります。

急傾斜地の崩壊警戒区域

扇状地 : 谷口からの河川の氾濫によって、平地に向かって土砂や礫などが堆積してできた土地
段丘 : 河川、海(湖)沿いの低地よりも高い位置にある平坦地。低地との間に急な斜面を挟む
崖   : 極めて急な斜面

①崩壊警戒区域の南側

甲東園駅周辺の扇状地と上甲東園地区の段丘との境のところです。
写真左側の急な坂道が段丘へ続く道の始まり、右側がやくじんさん筋で甲東園駅方面から続いている扇状地の平坦な道路、中央の樹木が生えている区域が崖となっています。
写真中央の崖が急傾斜地の崩壊特別警戒区域、左右の道路を含めて、急傾斜地の崩壊警戒区域に指定されています。

②崩壊警戒区域の東側

やくじんさん筋の南から北に向かっての撮影で、写真中央のやや左の電柱のあたりから前方が、急傾斜地の崩壊警戒区域に指定されています。
樹木が生えているあたり一帯は、急傾斜地の崩壊特別警戒区域に指定されている崖となっています。
ガードレールの左側には水路があります。

③崩壊警戒区域の始まり-1

おおよそ②急傾斜地の東側の電柱奥あたりになりますが、傾斜地の工事施工部分が確認でき、土嚢が積み重ねられているが確認できます。

③崩壊警戒区域の始まり-2

崖とやくじんさん筋の間にある水路の様子です。
水は写真奥から手前のほうに流れています。
この写真では斜面の傾斜がよく確認できます。

④崩壊警戒区域東側の中央付近-1

やくじんさん筋の南から北に向かって撮影した写真です。
写真左の崖に沿ってカーブしているのが判ります。

④崩壊警戒区域の東側中央付近-2

やくじんさん筋の北から南に向かって撮影した写真です。
右側のグレーの箱は大阪ガスの設備の様です

⑤崩壊警戒区域の北東側

やくじんさん筋から西側に、上甲東園の段丘地に向かう通路があります。
急傾斜地を横切るため傾斜が急で、通路の上の方は階段になっています。

⑥崩壊警戒区域の北側-1

通路中央の北側にも、上甲東園の段丘地に向かう階段があります。
Googleマップには記載されていませんが、OpenSteetMapでは確認することができます。。

⑥崩壊警戒区域の北側-2

傾斜が急な坂を上っていくと階段になり、平坦な段丘地に抜けることができます。
坂の途中でも一部階段がありますので、自転車での通行は難しいと思います。

⑥崩壊警戒区域の北側-3

通路中央の南側は崖で、崖上の段丘地の先がよく判ります。
現時点で崖の上は宅地造成地で、工事のバリケードが確認できます。

⑦崩壊警戒区域の北側 通路上側-1

通路の上から撮影しており、この辺りは壊警戒区域に含まれていません。
上の方は特に傾斜が強いので、階段になっています。

⑦崩壊警戒区域の北側 通路上側-2

通路上の段丘地から南に向かって撮影しており、写真の左手が通路の階段で崖側になります。
写真右手の西側に向かって甲山方面に緩やかな坂が続きます。
この付近は崩壊警戒区域に含まれておらず、写真では明確に判断ができませんが、写真左手の住宅の裏側が崩壊警戒区域指定されていると思います。
段丘地の特徴である河川、海(湖)沿いの低地よりも高い位置にある平坦地で、低地との間に急な斜面を挟んでいるのが良く判ります。

⑧崩壊警戒区域西側-1

崩壊警戒区域西側は上甲東園1丁目の段丘側で、撮影している道路付近は崩壊警戒区域には含まれていません。
写真の宅地造成地の奥が崖で、通路から確認できた工事のバリケードがあったところです。
造成地奥の崖手前付近から崩壊警戒区域として指定されています。

⑧崩壊警戒区域西側-2

標高が一番高い付近(35m)から撮影しており、この写真中央から奥に向かって南向きの下り坂となっています。
下のやくじんさん筋とは標高差が17m~18mとなります。

⑨崩壊警戒区域西側 中央付近-1

この付近の道路から南の下り坂に向かって崩壊警戒区域に指定されています。
この坂を下ると①崩壊警戒区域の南側にある五差路に繋がっています。

⑨崩壊警戒区域西側 中央付近-2

中央付近-1からやや下って、南側に向かって撮影していますので、写真左手東側の樹木が生えている一帯が崖になっています。
ほぼ直線の坂道で傾斜も急なため、電動アシストが付いていない自転車は降りて押して上がる方が多いところです。

⑨崩壊警戒区域西側 中央付近-3

中央付近-2の崖から下を撮影しています。
奥にやくじんさん筋の水路側にあるガードレールがかすかに確認できます。
標高は32m位なので、やくじんさん筋が標高が18mと高低差が14m程度ある崖地です。

⑩崩壊警戒区域西側 坂の中央付近

坂の中央付近から南側に向かって崖の境界となる五差路を撮影しています。
バスが通っているあたりが、①崩壊警戒区域の南側になります。